Monthly Archives: 8月 2026

【ケンコウ社通信9月号】ゲリラ豪雨に備える防災対策とは?

広島にお住まいの方であれば、平成26年8月豪雨災害の記憶が今も残っているのではないでしょうか。

あの日も、いつも通りの日常が突然の豪雨によって一変しました。「自分の地域は大丈夫だろう」「ここまで水は来ないだろう」と思っていた場所でも、土砂災害や浸水被害が発生しました。

近年は気候変動の影響もあり、短時間で大量の雨が降る「ゲリラ豪雨」が全国的に増えています。広島でも例外ではなく、これまで安全と思われていた場所で被害が発生するケースが増えています。

災害そのものを止めることはできません。しかし、事前の備えによって被害を減らすことはできます。


私が家を建てる際、ご近所の方から「この地域は昔から水が出やすい場所じゃけぇ気を付けんさいよ」と教えていただいたことがありました。

その言葉を思い出し、大雨が予想された際には車を高い場所へ移動するようにしていました。

実際に豪雨が発生した時、近隣では浸水や土砂災害による大きな被害がありましたが、事前に避難や移動を行っていたことで被害を最小限に抑えることができました。

災害時は行政からの情報も重要ですが、それ以上に地域に昔から住んでいる方の経験や知識が役立つことがあります。

 ハザードマップを見たことがありますか?

自宅周辺が

  • 土砂災害警戒区域
  • 洪水浸水想定区域
  • 内水氾濫エリア

に該当していないか、一度確認しておきましょう。

「避難場所は知っているけど、どの道で行くかまでは決めていない」という方も少なくありません。

いざという時に慌てないためにも、家族で避難ルートを共有しておくことが大切です。


 車はどこへ避難させますか?

広島の豪雨災害では、多くの車が浸水被害を受けました。

避難指示が出てからでは移動が難しくなるため、

  • 高台の駐車場
  • 立体駐車場
  • 親族宅

など、事前に移動先を決めておくことをおすすめします。


 火災保険や車両保険は大丈夫ですか?

意外と見落としがちなのが保険の内容です。

水災補償が付いているのか、車両保険で水害が対象になるのかを一度確認しておくだけでも安心感が違います。

豪雨災害の後、床下の泥出しや家財の搬出などを地域住民同士で助け合う姿が多く見られました。

一方で近年は、ご近所付き合いが少なくなり、「隣に住んでいる人の顔も知らない」というケースも珍しくありません。

災害が発生した時、最初に助け合えるのは近くに住む人たちです。

普段の挨拶や声掛けも、実は大切な防災対策の一つなのです。

広島は過去に大きな豪雨災害を経験している地域です。しかし、その経験を未来の備えに生かすことができます。

「うちは大丈夫」と思わず、

  • ハザードマップの確認
  • 避難経路の確認
  • 車の避難先の決定
  • 保険内容の確認
  • 地域とのつながりづくり

を今のうちに進めておきましょう。

災害は止められなくても、備えることで被害は減らせます。

次の大雨が来る前に、ご家族でもう一度防災について話し合ってみてはいかがでしょうか。

【ケンコウ社通信8月号】猛暑で進む家の夏バテと外壁・屋根の劣化サイン

近年の広島の夏は、35℃を超える猛暑日が珍しくありません。人が強い紫外線や暑さで体力を消耗するように、住宅もまた毎日厳しい環境にさらされています。

実は、外壁や屋根は夏場の紫外線や熱によって少しずつ劣化が進行しています。

「まだ築10年経っていないから大丈夫」 「見た目はそこまで悪くない」

そう思っていても、気づかないうちに防水性能が低下しているケースも少なくありません。

住宅の外壁や屋根は、一年中紫外線や雨風から家を守っています。

特に夏の強烈な紫外線は、塗装の表面にある樹脂を分解し、塗膜の劣化を早めます。

塗装が劣化すると、

  • 防水性能の低下
  • 色あせ
  • ひび割れ
  • 雨漏りリスクの増加

などの症状が現れます。

人間で例えると、

チョーキング現象

外壁を手で触った時に白い粉が付く状態です。

これは紫外線によって塗膜が分解されているサインで、防水性能が低下し始めている可能性があります。

コーキングの割れ

外壁の目地部分にあるコーキング材は、建物の動きや温度変化を吸収する役割があります。

しかし経年劣化により、

  • ひび割れ
  • 痩せ
  • 剥離

が発生すると、雨水の侵入経路になる恐れがあります。

外壁のひび割れ(クラック)

幅の広いひび割れは注意が必要です。

放置すると雨水が浸入し、内部の木材腐食や雨漏りにつながるケースもあります。

屋根は普段見えない場所のため、劣化に気づきにくい部分です。

以下のような症状が見られる場合は点検をおすすめします。

  • スレートのひび割れ
  • 塗膜の剥がれ.
  • コケや藻の発生
  • 屋根材の浮き

屋根の劣化を放置すると、下地の傷みや雨漏りの原因となり、結果的に大規模な修繕工事が必要になることもあります。

住宅の外壁や屋根は、症状が軽いうちに対応することで修繕費用を抑えられる場合があります。

一方で、

「もう少し様子を見よう」

と放置してしまうと、塗装工事だけでは済まず、下地補修や張り替え工事が必要になるケースもあります。

定期的な点検によって劣化を早期発見し、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが、住まいを長持ちさせるポイントです。

猛暑や紫外線の影響は、人だけでなく住宅にも大きなダメージを与えています。

外壁のチョーキングやひび割れ、コーキングの劣化、屋根の色あせやひび割れなどが見られた場合は、住まいからのSOSサインかもしれません。

住宅ケンコウ社では、床下だけでなく外壁・屋根の状態確認も行っています。

「うちはまだ大丈夫かな?」

と思われたら、早めの点検がおすすめです。住まいの健康診断で、大切なマイホームを長く快適に守りましょう。