「暑い」「寒い」の原因は窓にあるかもしれません
「冬になると窓際が寒い」
「夏のエアコンが効かない」
「光熱費が高い」
そんな悩みの原因は、実は窓かもしれません。
今回、窓や断熱リフォームについて学ぶため、YKK AP(株)ショールーム広島を訪問しました。
ショールームでは、断熱性能の違いを体感できる展示や最新の窓製品を見ることができ、改めて「窓が住まいの快適性に大きく影響している」ことを実感しました。
そこで今回は、ショールームで学んだ内容を交えながら、窓と熱の関係についてご紹介します。
冬の熱の約58%、夏の熱の約73%は窓から出入りしています

※2026年9月に見学したYKK APショールーム展示資料を参考に作成
住まいの断熱というと壁や屋根をイメージしがちですが、実は熱の出入りが最も多いのは「窓」です。
冬は暖房で温めた熱の約58%が窓から逃げ、夏は外の暑さの約73%が窓から室内へ入り込むとされています。
そのため、快適な室内環境づくりや冷暖房費の節約には、窓の断熱性能を高めることがとても重要です。
特に樹脂窓やLow-E複層ガラスは、冬の寒さや夏の日差しを抑える効果が期待でき、一年を通して快適な住まいづくりに役立ちます。
ショールームで実感した「窓の違い」
今回のショールーム見学で特に印象的だったのは、窓の性能による違いを実際に「見て・触れて・体感」できたことです。

サーモグラフィや温度表示を使った比較では、同じ室内環境にもかかわらず、窓の種類によって表面温度に大きな差があることが一目で分かりました。実際に窓へ手をかざしてみると、その違いは想像以上で、「窓を変えるだけで住まいの快適性がここまで向上するのか」と驚かされました。
また、紫外線測定の体験コーナーでは、ガラスの種類によるUVカット性能の違いを目で見て確認することができました。家具や床の日焼け対策はもちろん、室内で過ごす家族の健康面にもつながる性能であることを実感しました。
さらに、防音体験ブースでは、窓を閉めた瞬間に外部の騒音が大きく軽減される様子を体験。交通量の多い道路沿いや周辺環境の音が気になるご家庭にとって、内窓設置が快適な住環境づくりに大きく役立つことを感じました。
断熱・遮熱、防音、UVカットといった性能は数値だけでは伝わりにくいものですが、実際に体感することで、内窓が省エネだけでなく暮らしの質そのものを向上させるリフォームであることを改めて認識する機会となりました。
ショールームで見た「樹脂窓」をおすすめする理由

※展示内容を参考にイメージ化したイラストです。
ショールーム内には、「私たちは、自信を持って樹脂窓をオススメします。」という展示がありました。
一般的に窓のフレームにはアルミが使われていますが、樹脂は熱を伝えにくい素材のため、外気の暑さや寒さを室内へ伝えにくい特徴があります。また、耐久性や強度、安全性についてもさまざまな工夫が施されていることが紹介されていました。
樹脂窓の詳しい特徴やメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 樹脂窓とは?アルミ窓との違いやメリットをわかりやすく解説
展示では、「樹脂は色あせしやすいのでは?」「強度が心配」「燃えやすいのでは?」といった疑問に対する説明も行われており、耐候性試験や補強構造、自己消火性などについて紹介されていました。
普段はあまり意識することのない窓枠の素材ですが、ショールームで説明を聞くことで、断熱性能だけでなく耐久性や安全性もしっかり考えられていることを知ることができました。
まとめ
- 住宅の熱の出入りの多くは窓から発生する
- 冬は約58%の熱が流出する
- 夏は約73%の熱が流入する
- 快適性向上と省エネには窓選びが重要
住宅ケンコウ社では床下環境や断熱性能に関するご相談も承っています。
窓は住まいの断熱性能を左右する重要なポイントですが、実は床下環境も快適な住環境づくりに欠かせません。床下の湿気や断熱材の状態が気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
